令和の時代になりはじめての「保育所・認定こども園 就職フェア in 姫路」を開催いたしました。
幼児教育・保育の環境へ就職を希望される学生の皆さまをはじめ、現場復帰を目指す皆さまにもたくさんお越しいただきました。多数のご来場ありがとうございました。
昨年以上の来場者に会場も大いに盛り上がり、来場者、保育関係者ともに真剣な思いを持ってお話されていたように思います。
またフェアでは、西播地区私立幼稚園連合会よりご後援をいただき、兵庫県保育協会西播地区からの参加園も増え、59施設が来場者をお迎えしました。
今年も恒例の壁新聞は来場者に好評でした。どの施設も工夫を凝らした内容で、園の様子がよく伝わる見て楽しい新聞です。お目当ての園の前でジッと記事を読む来場者の姿が印象的でした。
また、各ブースでもタブレット端末などで園行事の動画を紹介する施設が増え、見てわかる園紹介に皆さん力を入れているようでした。どの園もアピール方法に工夫を凝らしていました。
イベントブースコーナーでは、現役保育士さんに聞いてみよう!という趣旨で座談会が行われました。
和やかな雰囲気の中、働くことの不安や仕事について、現役保育士さんからの話に時には笑い声もこぼれながらアドバイスを受けられていました。
社会人として社会に貢献することをイメージし、前向きな気持ちで大いに就職活動をがんばって頂ければと思います。
共催の姫路市からは「保育所・保育士支援センター」のブースを開設頂きました。センター創設以来、毎年開設頂いています。
センターでは保育士の就職相談や潜在保育士と施設との就業マッチングなどを行っていて、姫路で保育士を志す皆さまへの支援を幅広く行っています。
保育士資格等をお持ちで、保育園、認定こども園への就職を考えておられる方は、是非、保育所・保育士支援センターへご登録いただいて、希望に合う就職先を探されてはいかがでしょうか。
ぜひ、多くの皆さまのご利用をお待ちしております。
この数年、保育士の就職環境は大きく様変わりしました。
待機児童解消のために、どの地域も保育士を求め募集範囲を広げています。その結果、保育士不足に拍車がかかり、姫路市でも隣接する市町村との保育士の確保合戦の様相となっています。
保育士の確保は保育現場での緊急の課題となっています。
この問題に対し、姫路市の各施設でも国や自治体主導の処遇改善をとり入れ、保育士の収入面での改善をはかったり、働き方改革に取り組んだり、積極的に対応策を実施しています。
これから共に働く皆さまと手を取り合い、保育をしっかり支えて行けるように、働く環境の改善についても協会あげて取り組んでいきたいと考えております。
社会人として認められ、一歩を踏み出すことは皆さまにとって大変革であろうと思います。
様々な不安や悩みもあるかと思いますが、どうぞ、若者らしい情熱と熱意をもって保育の世界に飛び込んできてください。
私たち施設は、志ある皆さまを歓迎いたします。
姫路の子どもたちの成長を見守り、あふれる喜びを共有できる日が来ることを心待ちにしております。そして、よりよい教育・保育を学び、実践し、さらなる飛躍をし、ご活躍いただくことを心から願っております。
フェア当日、今年も早くから視察のために衆議院議員 松本剛明 先生がお越しくださいました。
いつも、地元姫路の子どもたちに優しく目を向け現場の視察を重ねられながら状況を肌で感じていただき、国の未来を担う宝である子どもたちへ安心できる社会を手渡せるようにご指導を頂いております。
また、共催する姫路市からは、新しく市政をけん引されておられる清元秀泰市長にご挨拶頂き、同じくこども育成担当理事の名村様はじめ関係部署からも多数ご参列頂きました。フェア開催にあたりご協力いただきましたことお礼申し上げます。
フェアが始まると清元市長も各ブースを回られ、施設の説明や来場者の声に耳を傾けられ、熱心に視察をされていました。
後援の西播地区私立幼稚園連合会からも多数のご参加を頂きました。これからも共に姫路、西播地区の保育・教育を盛り上げていきたいと考えています。
子どもが育つ環境を守ることは、未来に向けて豊かな社会を創ることであると考えます。
そして、それは大人の責任であり、私たちはそのために汗を流すのです。
今日、お集まりいただいた全ての皆さまの子どもたちへの優しい目と、ぬくもりのある手を、姫路の子どもたち一人ひとりへ差し伸べていただき、姫路市の掲げる「もっともっと子育てしやすい町、姫路」を目指しこれからも努力を重ねていきたいと考えます。